還元水と運動の併用でQ O Lの向上を促すか!?

SD501が生成した還元水を使ってインドネシアで糖尿病患者に試験

 食事は腹八分目が良いと昔から言われていますが、お腹いっぱいになるまで食べていませんか? 成長期をとっくに過ぎているのに、1年前に着ていた服がもう入らなくなったりしていませんか? 定期的に体を動かせていますか? いつも何かしら不平、不満が溜まることばかりと思っていませんか?以上は順に、食べ過ぎ・肥満・運動不足・ストレスの状態を聞いた質問です。そしてこれらに「イエス」と答えたら、全部、2型糖尿病への道につながる生活習慣になってしまっています。
 ちなみに1型は自己免疫疾患で、生まれつきインスリンが 不 足して発 症します。患 者 数は2型が圧倒的多数を占めています。
 今回紹介する研究はすでに2型糖尿病になっている人に対してのものですが 、上 記に当てはまる人も絶対タメになる話ですから、ぜひ読んでください。
 連載の第14回で、糖尿病と還元水の飲用について日本での研究データを紹介しました。今回はインドネシアの研究所のデータを紹介してみます(研究は台北医科大学と合同で実施)。
 それは、2型糖尿病患者が定期的な運動と還 元 水の飲 用によって、炎 症と酸 化ストレスの軽減やQOL(Quality of Life/生活の質 )の向 上をもたらすか 、という研 究 結 果です(『Antioxidants』誌/2020年10月号掲載)。

■増大するインドネシアの糖尿病患者  インドネシア の 人 口 は日 本より多く2億7 , 9 0 0 万 人です。平 均 年 齢は3 0 歳 程 度で世界の平均年齢(2020年現在30.9歳)とほぼ同じ。ちなみに超高齢化した日本の平均年齢は48.4歳です。
 インドネシアの糖尿病の患者は2019年に1,070万人で、2045年には1,660万人になると予想されています。
 さらに近年、糖尿病に限らず多くの病気の発 症に慢 性 的な炎 症 や酸 化ストレスが 関 連していることが分かっています。
 そこでこの研究は、経口血糖降下剤を飲んでいる2型糖尿病患者が、還元水をしっかり飲むことと、運動として定期的にウォーキングをすることで、酸化ストレスと炎症マーカーが改善し、QOLの改善効果をもたらすのか、を評価しました。
 なお、参加した2型糖尿病患者の選定にあたっては、以下の9項目の除外基準を設定しています。
  ① 還 元 水の飲 用経 験 がある。② 認 知 機 能低 下 がある。③ 四 肢 切 断など歩 行 不 能である。④妊娠中。⑤抗うつ剤を飲んでいる。⑥聴覚障害がある。⑦血栓、ガン、自己免疫疾患、その他疾患の既往がある。⑧インシュリン注射をしている。⑨身体および精 神 障 害により歩行困難である。

■20人×4群に分けて試験を実施試験は以下のように、20人ずつ4群に分けて実施しました。
 1群:還元水を毎日2L飲むグループ。2群:毎日30分ウォーキングするグループ。3群:還元水を毎日2L飲んで30分ウォーキングするグループ。4群:対照群としていままでと同じ生活をするグループ。
 還元水はレベラックSD501を使って研究所が作成したものを週2回、pH9.5、ORP(酸化還元電位)-400.1±13.3mVに調整し、1日2Lを8週間飲むように指示しました。
 ウォーキングはとくに距離や速度の指定はなく、8週間、週5回、少なくとも1回30分間歩くように指示しました。
 QOLのスコアを評価する尺度は、国際的に最も普及している「S F-36」を使っています。これは「身体機能」「活力」「社会生活機能」「心の健康」など8つの領域で、36項目の質問に答えた内容を数値化する尺度です。1~100点で計り、得点が高いほどQOLが高いと判断されます。

■還元水+運動で顕著な効果
 では結果を見てみましょう。
 まず普段と同じ生活をおくる4群(対照群)では8週後に血糖値は変わらないものの、酸化ストレスの指標および炎症マーカーが高くなりました。他の3つの群は血糖値と酸化ストレスの指標、そして炎症マーカーも低下しました。
 QOLスコアについては、「身体的要素」と「メンタル要素」に分けて得点化したところ、毎日30分のウォーキングのみの2 群では、身体 的 要 素(45.16⇨60.81)、メンタル要素(47.54⇨61.32)とも有意に増加し、総合でも46.33⇨61.09というスコアになりました。
 還元水を毎日2L飲んだ1群のQOLスコアをみると、メンタル要素(46.52⇨47.21)は増加せず、身体的要素(45.16⇨57.09)と総合(45.84⇨52.16)は増加しました。

 毎日30分のウォーキングと還元水の毎日2L飲用を組み合わせた3群では、1群と2群に比べさらにQOLスコアは増加し、身体的要素が44.94⇨67.69、メンタル要素は46.43⇨73.54、総合でも45.69⇨70.62という好結果でした。
 4群(対照群)のQOLスコアは、身体的要素(43.99⇨42.11)、メンタル要素(46.66⇨47.84)、総合(45.33⇨44.98)と、ほとんど変化は認められませんでした。

■ウォーキングのお供は還元水!
 糖尿病の血糖値のコントロールには適度な運動が必要であることは以前から言われていますが、QOLの改善にもつながるということを、今回の試験で証明できました。
 還元水の抗酸化作用、抗肥満作用、抗糖尿病作用については、これまでのいろいろな研究でも報告されています。それは高い還元力と溶存水素に起因するのではないかと言われてきました。加えて、運動トレーニング後の還元水の飲用効果についても報告があります(これについては追って紹介します)。
 今回の試験は、3群のようにウォーキングと還元水の飲用を組み合わせると、相乗効果が得られることを示しました。
 そこで今日からウォーキングを始めようと思った方にアドバイスを。
 アスファルトやコンクリートは思っている以上に膝に負担がかかり逆に膝を痛める原因になりますので、土の上をお勧めします。それがむずかしい場合は、ウォーキング用のクッションがある靴を履いてください。そして大きめのウェストポーチに還元水を忘れずに。

上古眞理

略歴:
医学博士。エナジックインターナショナル顧問。
(株)Peak Health Energy 代表取締役。1990年、滋賀医科大学卒業。
同大内科医局の研修を経て93年、同大医学部大学院に進み、96年、医学博士号取得。
98年4月より2017年12月まで京都岡本記念病院に勤務。
18年1月より19年12月まで彦根市立病院勤務。
専門は神経内科。滋賀県在住