比嘉多恵子(沖縄県)
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新型コロナウイルスが社会に及ぼした影響は計り知れない。それが最も如実に表れたのは、4月7日に発出し、16日に全都道府県に拡大した政府の「緊急事態宣言」以降だった。それ以前からの学校の閉鎖に加え、ほとんどの経済・社会活動が停止し、とりわけ経済活動の主体である企業は大打撃を受けた。中でも観光・飲食業への衝撃はすさまじかった。何しろ人の動きが止まり、店は開けられず客は来ず、収入がゼロになってしまったのだから。
沖縄県の中頭郡嘉手納町で36年前からスナック・エルを経営してきた比嘉多恵子さんにとっても例外ではなく、4月から6月半ばまでの期間、店を閉じたため、莫大な損失を被ってしまったのである。
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だが多恵子さんにとって幸いだったのが、4月にレベラックを購入し、販売店の資格を得ていたことである。もともと「水」に関心が深かった彼女は、還元水情報を知らされ、「これだ!」と思い、レベラックを購入したのだが、紹介者から、「販売店として頑張れば、スナックの損失を穴埋めできるのでは」とビジネスを勧められたのだった。
とはいえ、販売店活動にすぐ取り組みだしたわけではない。ネットワークビジネスに対するためらいが有ったからだ。では何が彼女の背を押したのか。それは「大城会長ご夫妻に会ったこと」と多恵子さんは振り返る。
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「4月にアップラインの人が名護市瀬嵩のE8PA本部へ連れて行ってくれました。そのとき6人ぐらいでお会いしたのですが、御苦労なさっているのに温厚で、素晴らしい方でした。何よりも、感謝の気持ちを忘れず何とかして人助けをしたい、との熱い思いに打たれました」
感激した多恵子さんは「これなら大丈夫」と確信し、販売店活動を熱心におこなうようになった。以来、わずか半年で新6Aに到達した。その秘訣を聞くと、彼女は「グループの仲間たちはみな、それぞれが順にアップしていくよう協力し合っているから」と答えていた。要は、チームプレイの成果なのだろう。
似た状況の人たちの救いに!
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多恵子さんが働きかけた人たちの中にも、彼女と似たような境遇の人がいた。たとえばガソリンスタンドの経営者。コロナ禍でガソリンの販売量は急激に落下した。また、世界的な脱CO2(二酸化炭素)トレンドから将来のガソリン需要は間違いなく長期低落する。そこで多恵子さんが「エナジックビジネスでカバーしましょう」と声をかけたところ、相手はすぐ納得してスーパー501を購入し、販売店活動を始めたという。
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そのほか塾教師の男性なども将来の見通しを考慮し、エナジックビジネスに取り組みだしたというのだ。あるいは多恵子さんの日頃の販売店活動の対象者は主婦層が多い。夫の仕事と収入がますます不安定になっているいま、彼女らにとって、まさに「家計の補助」としても有望な仕事である、と多恵子さんは呼びかけている。
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再開したとはいえ、スナック・エルの営業時間はかなり短縮し、また定員を40席からわずか10席にまで減らして「密」を避けるようにしている。つまりスナックではもとの収入はとても望めないのである。もしエナジックビジネスがなかったらと考えたら、「背筋が寒くなる」と多恵子さんはいうのだ。
この先、「ウィズ・コロナ時代」ともなれば、似たような状態の人たちは増え続けるだろう。多恵子さんの呼びかけは、ますます”リアル”になると思われるのである。